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パニック障害とは、実際には危機的状況ではない普通の時に、パニック時に発生する心臓が高鳴ったり、脈が速くなったり、呼吸が早くなったり発汗したりするモノです。
例えば、電車に乗っている時に急に鼓動や呼吸が速くなったり、不安な気持ちに襲われたり、めまいや心臓発作と勘違いしてしまうほどの異常を感じます。
身体的な発作が起こったとしても、パニック障害の発作の場合は、検査で異常は発見されません。パニック障害の発作は、決まった場所や状況に遭遇したことによって起こることがあります。
パニック障害の病名は、パニック・ディスオーダーと言います。パニック障害の発作自体は、古くから不安神経症や心臓神経症として認知されていました。1980年に世界的に病名を統一し、「パニック障害」と呼ばれるようになりました。
パニック障害を患っている人は、アメリカでは100人に3人、日本でも同程度の確率でパニック障害を持っている人がいます。
最近の研究では、パニック障害は二酸化酸素や乳酸によって発作が起こると考えられています。発作の症状は、通常危機に面した時に普通に起こりうるものです。それが、ある特定の場所や状況によって発作として現れます。ですから、原因さえ掴めて、早期に治療を開始すれば、決して治らない病気ではありません。
パニック障害の治療法は、主に2つになります。
1つは、薬物療法です。パニック障害の発作を消失させるために、薬によって発作を治めます。従来はうつ病に用いる薬を使用していましたが、現在はSSRIという選択的セロトニン再取込阻害薬を用います。
このSSRIは、従来の抗うつ薬にくらべて副作用が少なく、臨床研究によってパニック障害に非常に有効であると照明されました。
もう1つは、精神療法です。薬物療法は、パニック障害の発作を抑えるために、根本的治療方法ではありません。発作を軽減させたのに、次のステップとして精神療法を段階的に採り入れます。
精神療法は主に、認知療法と行動療法に分類されます。
認知療法とは?パニック症状が現われる仕組みを理解して、いざ発作が起こった時に感情のコントロールを行うことを目的とします。パニック障害の発作が起きた時、従来では発作時に混乱を引き起して、余計に発作を助長させてしまいます。そこで仕組みを認知して、発作時に慌てないようにします。
行動療法とは?パニック障害は、発作時の心理作用によって特定の場所や状況に反応します。そこで、徐々に発作が起こる場所や状況に慣れるように、行動を促します。電車に乗ると発作が起こるなら、徐々に電車に乗ってみる、という方法をとります。人混みでパニックになるなら、人混みの近くまで近づいてみる、そして徐々に人混みに混ざっていく、という方法をとります。いわゆる一種のリハビリです。
パニック障害は一種の病気ですから、治療できるということを念頭に置きましょう。ですから、病気のことを思い悩んだり、自分を責めることは無意味であるばかりでなく、治療の妨げになります。
治療にはある程度の時間がかかりますから、医師とよく相談しながら、治療を受けましょう。パニック障害の発作が一時的に軽減されたといっても、根治しているわけではないので、医師の処方を守り、そして根気よく精神療法を続けましょう。
パニック障害は必ず治る病気です。パニック障害を患ったことは一時的にマイナスかもしれませんが、その後の人生を豊かにしてくれるかもしれません。最初は無理かもしれませんが、病気であることに気落ちせずにおおらかな気持ちでパニック障害と向き合いましょう。
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